星に還ったムギちゃん、そして前へ。
- pan-farm
- 2 日前
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昨夜は結局、飲んでも飲んでも眠ることが出来ず、ベッドと「ムギちゃん」の傍を行ったり来たりの繰り返しで、アッいう間にいつも起きる時間になって、いつも通り朝食の時間まで畑に出た。
詳しくは控えるけど、若干の悔しさと無念さもある。
朝から庭に咲いている野花や草花を摘んで、「ムギちゃん」の好きなおもちゃ、ご飯、おやつ、お手紙を添えて火葬の準備。プライベートでしか使わない車をピカピカ綺麗にした。
相棒で大の仲良し、やんちゃで繊細な「マメちゃん」は眠りについている「ムギちゃん」を何度も何度もナメナメして、「起きろー」「遊ぼうぜー」「プロレスしようぜー」と。
でも、どうやら「マメちゃん」も気付いたのか、しばらくの間、冷たくなった「ムギちゃん」の前でお座りしてじっーとしていた。これから相棒がいなくて寂しくなるかな?
あのモフモフニャンニャンの感触を肌で感じていたくて、火葬場でも何度も何度もナデナデして最期のお別れをした。
昨夜から人生過去イチ泣きすぎて何度も何度も腰から砕けて、残っているアルコールと共に頭がガンガンする。
超絶めんこいニャンコだった。何もかもが。優劣の問題じゃなく、3匹の中でもめんこさでは群を抜いていた。警戒心の微塵もなく、100%ニンゲン(父ちゃんのこと)を信頼していてくれた。実直過ぎて、穿った見方をするニンゲンどもの行動が恥ずかしく思えるような、そんなニャンコだった。
3匹のバランスが絶妙過ぎて、てんやわんやのドタバタ泣き笑いの毎日。
7月に病気を患ってからは服薬、通院と合わせ、繁忙期と重なり毎日がいっぱいいっぱいで倒れそうな父ちゃんではあった。
でも、もちろんすべてが満たされるわけではないけど、こんなに楽しく満たされる日々はないだろうと言うくらいには毎日がプレシャスな時間。永遠ではないことは分かっていても、何処かで永遠に続く未来を夢見ていた。
一緒に過ごした時間は1年にも満たないけど、とてつもないものをもたらしくれた。
もう、あの苦しそうな「ムギちゃん」の姿を見なくてもいい。充分頑張った。あの超絶めんこい「ムギちゃん」との楽しすぎる時間はやって来ないけど、一緒に過ごした時間は誰にも分からない僕の大切な大切な宝物。
人であれネコであれ、いつも当たり前のようにその体温とか声とか匂いとか温もりを感じていたものが突然いなくなるって、そう簡単には慣れないよね。
「ムギちゃん」は数時間で、小さなお骨になって家に戻って来た。きっと「ムギちゃん」も父ちゃんのことは大好きだったに違いない。父ちゃんも大好き。ずっーと変わらないよ。伝わってくれてたのかな?
今夜は雨空だから見えないけど、明日あたり星に還った「ムギちゃん」が見つけられるといいけどなー。
家ではグレンとマルケタの新しいアルバムがエンドレスでずっと流れています。「前へ」というアルバムタイトルなんだね。

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