FARM AID
- pan-farm
- 8月22日
- 読了時間: 3分
あまり細かい事はごちゃごちゃ言いたくないのですが。
無農薬・無化学肥料で野菜を栽培するってことは、畑には本当多種多様な「虫」がいる訳で、野菜とニンゲンと微生物とか虫が混在してる訳ですね。
もちろん、その中には「害虫」と呼ばれる(この言い方もどうなんだろうね)野菜の生育に影響を及ぼすものも多数存在します。
「虫」だけじゃなく「線虫」と呼ばれる目には見えないものや、「鳥獣」、「マダニ」、「ヘビ」、果ては森の神「キムン・カムイ」ことヒグマまで。
久しぶりに「トウモロコシ」に虫が入ってましたという事で、返品。
まず、「トウモロコシ」を無農薬やるってことは、ほぼ無理なんです。穂が出た頃に「アワノメイガ」という虫が発生し、中まで侵入するんですね。市場に出回っているものは100%薬剤を使用しています。
じゃ、ウチはどうしてるのかって。何とか免れたものだけを出荷しています。その確率、20本に1本程度。それじゃ、どうにもこうにもならないので、ヤングコーンとしても出しています。
今年はネキリムシが多く発生し、幼苗の時に次々ヤラれて、何度も何度も植え直し。
挙句の果てに、先日ここでも動画にアップしたけど鳥獣に根こそぎヤラれて最初の600本は全て廃棄。
そんなこんなを鑑みると、1本¥3,000でも割りが合わないくらいなんです。でもさすがに、「トウモロコシ」1本¥3,000なんてどんな理由があろうとあり得ない。
で、今年は昨年と据え置きの1本¥240なんです。楽しみ待ってくれている人が少なからずいるんでね。
こんな内情なんて言いたくはないですし、本気で物事に取り組んでいる人ならジャンルは何であれイマジン出来ると思うのですが、そういう人ばかりではないという事ですね。
無農薬の野菜に虫が混入していることが当たり前だとは全然思っていないです。出荷の際には何度も検品してますし、虫食いの酷い物は出荷しないようにしています。
それでも100%ないとは言い切れないのが無農薬の野菜なんですが、僕もそのくらいはみんな理解しているだろうという慢心があったと思いますが、そうでもなかったと。
「虫の混入ありき」とは言いませんが、無農薬の野菜を購入するってことは、そういう事もあり得るという事を理解して下さい。
虫の混入はイヤ、でも自分は無農薬の野菜を食べたいって言うのはあまりにも都合が良すぎでセルフィッシュな感じがするので、敢えて無農薬の野菜じゃなくてもいいのではないかと思います。その虫、食べても死なないし、お腹も壊さないし、洗い流すか除去するだけで充分です。
最近いつも思う事ですが、ニンゲンいいとこ取りし過ぎだと思いませんか?
音楽なんてSpotifyでタダ同然で聴いて得した気分なっているかもしれないけど、それ搾取の構図に加担して、アートやミュージシャンを潰しているってことと同じですからね。
それは巡り巡って形を変えて、いずれ自分に或いは次の世代に大きなツケとして還って来るってことです。
買い物や消費するって行動もそうですね。買い物は志のある人の激励になることもあれば、搾取の構図に加担していることもあるので、僕はかなり吟味しています。
明日からの土日は「はこだて工芸舎」さんでの出張販売です。今年も人気の「スイカ」が始まりました。今日、早速「ぱん屋 wakka」さんに納品しましたが即完売したそうです。今年は特に激甘なのでよろしければ是非。
もちろん、「トウモロコシ」もありますので(笑)
FARM AIDって知ってますか?もう、ずっーと続けているんだよ。凄いね。とっても励まされます。
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