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秋ですね、サツマイモ🍠の収穫が始まりましたよ。なかなか果てしない作業でございます。


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ついこの前まで暑い暑いと言ってましたが、旭岳や黒岳にも雪が降り、季節がグッと進んだ感じですね。


もうすぐ暖をとる時期です。

函館は10月下旬くらいから4月下旬くらいまでの約半年間、暖をとることになります。


子供の頃から薪ストーブしか知らないので、薪を用意するのも暮らしの中で当たり前となっています。薪は買えばそれで済む話。でも買いません。「せこい」んじゃなくて買ったら灯油より高くつくし、ずっと買い続けることなんて出来ないから最初から買わないって決めたのです。


で、自分で調達するとなると、実際に火を灯すまでにはなかなかなプロセスが待っているのであります。まあ、かなりなかなかなので、断念して買う人たちをたくさん知ってますが、わたくしは性格がしつこいので、買わないと決めたら買わない手立てをあーだこーだと考えます。その代わり、そのプロセスを経た炎は本当にありがたいものです。お金では買えないものがあるって、言葉としては良く聞きますが、体現してみると本当にあるんですよ、お金では買えないものが。


薪は常に3年分ストックしてあります。もちろん広葉樹に越したことはないのですが、全部それを自分で調達することは出来ないので、半分近くは解体屋さんや工務店さん、大工さんなどから廃材をもらいます。幸いにして、使用している薪ストーブは針葉樹もオッケーなので廃材も立派な燃料となります。何しろ、ちゃんと乾いているので。


今シーズンも廃材がどっさり溜まりました。廃材には釘とかいっぱい付いていますので、バール、バリ、トンカチなどを巧みに使い、全て抜きます。

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日々の暮らしは身体、手足を動かさないとどうにも機能しない超アナログなので、やることで溢れていますが、過度な文明に支配されて日々それに翻弄されるのは本当にイヤなので、身体が動く限りはたぶんずっとこんな感じでやっていくのでしょう。


行き過ぎた文明は文化を破壊して、果ては文化を創造するニンゲンそのものを破壊していくんじゃないかと若い時に思っていましたが、今やAIによってそれはほぼ現実なりましたね。


プライベートで乗っている車には最新鋭のコンピューターが搭載されていますが、一切の機能を切っています。右だ左だ真っすぐだとナビに支持されたくないし、運転だって自分の人生の一部なんだから、自分でルートを決めて自分で操舵する。ドラレコのコードも抜いています。同乗した人は「マジで抜いているし」と失笑しますが、何を監視して、何を監視されたいのか?そういう社会から離脱したいし加担しているのもイヤなんです。

ちなみにsiriも搭載されているので、納車時に「ここから一番近い無農薬・無化学肥料の野菜を売っているところを教えて」と尋ねてみたら、しばらくの沈黙の後「そのような場所はこの近くにありません」と(爆笑)。果たしてオレはsiriに勝ったのか負けたのか?(笑)

まっ、オレもsiriもたいしたことないってことだよ。


10年ひと昔といいますが、10年前に比べて遥かに便利なツールで世の中溢れていますが、不思議なのはそれらの便利なツールを使いこなせば大幅に時間短縮されて、時間的余裕が生れるハズなのに、周りを見渡すと一向に時間的余裕が生まれている気配が見えず、相変わらず忙しそうにしていいます。使いこなしているんじゃなくて、使われているってことに無自覚なんでしょう。時代や周りがそうだから仕方がないという理由で。


最近ね、子供の頃にマインドセットされたことや若い頃に影響を受けた様々なことが今となってはとっても良かったなーと思うことがたくさんあります。


そういえば憧れでもないし、シンパシーでもないけど、「黒板五郎」(北の国からの田中邦衛さんね)からの影響というか、受け取ったものも大きかったなーと最近思います。


不器用極まりなく、愛情と優しさはいつも空回り。職業は日々の生活そのものが仕事。幼い息子「純」からは「情けない」とまで言われ、それでも過度な文明に背を向けて地べたを這いつくばって泥臭く生きている姿が、若い僕には本当に大切にしなければならないものは何なのか?本当の強さとは何なのか?必要なのは金や知識ではなく知恵なんじゃないのか?っていう「問いかけそのもの」だったように思います。


20代の頃、今ここでこうしている事なんて1ミリも目指していなかったし、想像してもいなかったけれど、これからどうなるんだろう?

空想や夢想や想像はするけれど、相変わらず何処も目指していないような気もする。ただ、本当に大切にしなければならないものは何なのか?という問いかけだけはずっーとあるなーと。

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この直売所も廃材で建てました。もう20年近くになるのかな~?だいぶヤレてきたけど、当時、やっと出来たーって嬉しくて、当時の事を思うとメチャ愛着があります。

 
 
 

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