「ドル」永眠
実家の母親が飼っていた愛犬「ドル」が亡くなった。
推定、16、17歳。
出自はウチの「故コタロウ」と一緒で、殺処分寸前。出会った時はモップのようだった。
コタロウの一年遅れで母親のところに来て10年。
手厚いというか過剰と言うにふさわしい愛情を注いで、モップから貴婦人にまで変身。
ここ一年で目も見えず、耳も聞こえず、オムツをし、骨と皮になりながらも、何とか自力で歩いては転びを繰り返し、本当に枯れるように亡くなっていった。
知っている人は知っているけど、ウチの母親は色んな意味でブッ飛んでいる。美意識から価値観から、情の深さから、感情のふり幅まで。
犬との生活って子育てと介護を同時にしているようなところもあって、ほんと素晴らしい時間だと思うけど、老いてからの愛犬の死は計り知れない喪失感と悲しみなんだろうと。バカ息子もどうすることも出来ず。
これまで「ドル」を可愛がってくれたみなさん、本当にありがとーございました。
ちっちゃなお骨になって帰ってきました。
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