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The whole of the moon

先日、「時計を見ないで、もっと空を見よう」と書きましたが、今日は今年最大の「スーパームーン」だそうですよ。


皆さんの住んでいる場所から「満月」は見えてますか?


僕のところは、まん丸なお月様が見えますよ。


「The whole of the moon」。


ここで何度も紹介しているから、「あーまたね」と思われるかもしれませんが、この曲が世界で一番好きなのです。僕の周りにそういう人、何人かいます。


生きていると人生のフェイズがガラリと変わる瞬間って何度かありませんか?大学生の頃、ラジオから突然流れたこの曲で僕の中の「何か」が確実に変わりました。

その「何か」を言葉で説明するのはとても難しいです。


例えば「私のどこが好き?」って聞かれて、細かく説明できないじゃないですか。何とも言われない感覚というかフィーリングだからさ。

「ぜーんぶ」としか言いようがないって言うか。


あっ、でも女性に「ぜーんぶ」って言ったら「何それ?」って怪訝な顔されたことあるけど(笑)

細かく説明できないところに本質があるんだと思うけど、通じない時もままありますね(泣)




僕は虹を想い描いた キミは自分の中にしまっておくだけ

僕は思い付きで動くのに キミは計画ばかり立てていた

僕は何年間も世界をさすらい歩いた

その間キミはずっと自分の部屋に閉じこもったきり

僕が三日月を見ていた時 キミはまんまるな月を見ていた


キミは今にも飛び出さんばかりといった様子で回転ドアの中にいた

星をつかもうと手を伸ばしていたんだ

うんと高く、うんと遠く、うんと早く行くことの素晴らしさをキミはちゃんと知っている

キミはまんまるな月を見ていた


僕は地上にいたよ

キミが空を埋め尽くしていたというのに 

僕は真実を知って仰天し キミは嘘をうまく切り抜けていた

僕が雨で泥んこになった谷間を見ていた時 キミはブリガドゥーンを見ていた

僕が三日月を見ていた時 キミはまんまるな月を見ていた


僕が翼の事を話せば キミはただ飛んでみせるだけだった

僕はいぶかりあれこれ考え必死になっているというのに キミはちゃんと判っていた

僕はため息をついた だけどキミは気絶してしまった

僕が三日月を見ていた時 キミはまんまるな月を見ていた


たいまつをかざし 風の勢いでキミははしごを登って行った

うんと高く、うんと遠く、うんと早く行くのがどんな感じなのかキミはちゃんと知っている

キミはまんまるな月を見ていた


どこにも欠けていない月 一角獣に砲弾 宮殿に桟橋 

トランペットの塔に賃貸アパート

涙で溢れんばかりの大海原 旗にぼろきれに渡し舟

三日月にスカーフ

星空の下のかけがえのないすべての夢と幻

帆に風をいっぱい受けて キミははしごを登って行った

キミは彗星のように現れ 光の道を残して行く

うんと高く、うんと遠く、うんと早く

キミはまんまるな月を見ていた


訳:中川五郎

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