The end is here
人を励ます言葉。
例えそれがどんな暗闇であろうがどん底を彷徨っている時であろうが、まるで呪文のように「あなたは大丈夫、絶対に大丈夫、必ず大丈夫」という繰り返し。
不可能とか不安を一切抱かせない、希望と未来だけを後押しする信頼に満ちた言葉。
心からありがとう。
本日のお休み前の1曲。
本当にどうしてこのPhoebe BridgersとNoah Gundersenという若者二人の音楽が同時に今このタイミグでこうして僕のところに届けられたのか?何にしても日々なる心の処方箋として聴いて(効いて)ます。
詳しい場所は分からないけれど、ドイツの何処か
私はテキサスのここが嫌い
目を閉じて、夢想してみる
3つ数える、そして家に着く
帰ったら寝っ転がって
起きて、そしてまた寝て
静かで平穏な暮らしを夢見ている
私の部屋のような場所など何処にもない
でもあなたは出て行かなくては、そう分かっている、分かっている、分かっている
浜辺に打ち寄せては消えていく波のように
ここにはもう虚無すらない
だからあなたはもう出て行かなくては、そう分かっている、分かっている、分かっている
公園で夕焼けを見て、錆びたブランコに乗りながら話す
あなたが静かになってしまった後
私は意地悪くなってしまった
私はいつもあなたを振り払おうとしていた
けれど、あなたは引きつけられて戻って来る
そして私が戻って来るように頼むと必ず聞こえてくるあなたの口笛
だから出て行かなくては、そう分かっている、分かっている、分かっている
あなたがサイレンを床の下に押し込んだ時、でも竜巻の中にある故郷には戻らない
私は追い出す、そう分かっている、分かっている、分かっている
行かなくては、そう分かっている、分かっている、分かっている
太陽の中へ入り、紫外線で体を覆う
創造神話を探しに行く
乾いた二つの唇に辿りつく
窓は締まっていて、アメリカで一番のカントリーラップに向けて叫ぶ
食肉処理場に、アウトレットモール
パチンコに、神への怖れ
締まったままの窓に、付けっぱなしのヒーター
大きくて低く響いて来る雷鳴
みんな誰もが気付いている、政府のドローンにエイリアンの宇宙船
いずれにしても、私たちは一人じゃない
閉ざされた幽霊の屋敷から抜け出して、新しい場所を見つける
彷徨い続けて、友達とは絶縁したまま
私は消えて行くことに恐れたりはしない
看板には「終末は近い」と
振り返ってもそこには何もない
そう、ここが「終末」なんだと思う
「終末」はここ
意訳:浜野雄一郎
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