politics
「政治に興味がない」、なんてことはありません。
「政治」って別に何か特別なものじゃなくて、我々の生活に関わることでしょ?
医療とか介護とか教育とか子育てとか防災とか都市計画とかそれぞれの産業をどうするとか、そして次の世代にどんなものを残したいのか?とか。
政治に無関心って、それ自分の生活にも次の世代にも興味がないってことなので、そういう人とは友達に恋人にも家族にもなれないなー。
僕が興味ないのは永田町とかの「政局」ですね。派閥だの駆け引きだの根回しだの陳情だの。
東日本大震災の直後に参議院会館に行く機会があったのです。確か朝10:00くらいから夕方までいたと思うんだけど、いろんなことにビックリしますよ。簡単に言うと、末端で起きている事との温度差に愕然とします。次の日、福島県相馬市と、南相馬市まで行って震災の惨状を目の当たりにしたのですが、そのふり幅というか温度差はもうなんというか、言葉にならないですね。体力と免疫力には無駄に自信があったのですが、函館に帰ってきた次の日、僕は帯状疱疹に見舞われました。僕がヘタレで、チキンなのではなく、そのくらいモーレツなストレスに晒されたってことです。
裏金問題に統一教会、その前はなんだっけ?森友、加計問題もあったね。いっぱいあり過ぎて思い出せないくらいに。
どんどんどんどん上書きされて、僕らはただただ忘却する能力だけがバージョンアップされているような気がするんですけど。みなさんどうですか?
イチイチ覚えていたら怒りですり減らして人生終わるもんね。これだけ品位も気高さもなく政治が行われていると、誰からも強制されることなく、自ら上手に諦めて忘れていく能力だけが植え付けられているって思いません?
でも、よーく考えてみて下さい。品位も気高さもない政治家の皆さんは天から突然降ってきてその役職についている訳ではないのです。
多くの人の信任を得て僕らが生み出しているという事です。
信任というと投票行動と限定されるかもしれませんが、そういう事ではありません。
無関心も信任していると同義じゃないかと思います。
僕はこれまで一度たりとも「裏金カルト教団とベタベタ政党」に一票を投じたことはありませんが、だからと言ってそれで済まされる問題でもないのです。ちなみに「裏金カルト教団とベタベタ政党」に道議と市議に友達もいるけど、僕の投票行動とは別の問題で、会うと言いたいことはちゃんと言います。
皆さんの身の回りを見渡して下さい。
皆さんの会社、組織、集団、家族でもいいし、親子、恋人でもいいけど。
誰だって失敗や、やらかしてしまったことの一つや二つはあるハズです。自分のキャリアや尊厳とかプライドに触れるような。
でもそれをあっさり上書きしてなかったことのようにしていくと、その行動原理は確実にクセになります。
大切なこと、大切な人、大切な出来事と一切向かい合うことなく、ガン無視スルーしていくニンゲンなります。いませんか身近に?
そのような大人が大多数を占めると、無関心、無投票も含め、当然選挙結果もそうなります。
「政党」や「政治家」から腐るなんてことはないのです。我々ひとりひとりのマインドやスピリット、ヴァイブスが腐ると、それがどんどん身近な人に波及して親子や恋人や家族や集団や会社や組織に感染していって、国全体、社会のありようは決まるのです。
問われているのは人としての在り方、志そのものだと僕は思います。
ボクやアナタの志と候補者の志を照らし合わせて選択してみてはどうでしょう?
ちなみに今回の僕の選挙区はとても分かりやすい。
ひとりは同世代、何年か一緒に仕事したこともあるし、良く知っている人物だけど。
ひとりは裏金カルト教団とベタベタ政党公認。論外。
ひとりは政治家にしては珍しく、何年経ってもあまり政治家の顔に染まらない、らしからぬ顔。
基本、大人になると顔は履歴書よりも雄弁だったりするからね。
あと、その言葉と表情に中身があるか?必然性があるかどうか?よく見てね。
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