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FLAG DAY

昨年秋くらいからここでも何度か紹介してきたショーン・ペン主演監督の最新作「FLAG DAY」。


映画事情には全く疎いので、大好きな「グレン・ハンサードの新譜はまだかなー」とチェックしていたら、エディ・ヴェダーとその娘さん、CAT POWERなどともにこの映画のサントラが出ているということで即買い。昨年から今もヘヴィーローテーションで聴いてます。


で、奇跡的に函館でも上映が決まり本日観てきました。お客さんは僕、長靴をはいた老人、僕より少し下の世代の女性の3人でした。


いつも不思議というか、思うことなんだけど、例えばブルース・スプリングスティーンにしてもショーン・ペンにしても、いわゆるVIPでありセレブであることは間違いないのに、なぜに今もって末端で生きる市井の人々の苦悩をここまで救い上げることができるのか?

それが才能というものかもしれないけど、ニンゲンへの深い眼差しと類まれな共感力がないと成しえないのかなーと。


映画の内容はちょっと一言では言い表せないし、言葉を紡いでもなかなかうまく伝えられないです。逆にショーン・ペンがこの映画で本当に伝えたかったことってなんだろうなぁと。


ただ、こんな人に観てほしいなぁーっていうのはあります。

親の問題で自分が苦悩している人、或いはその逆、子供のことで親が苦悩しているでもいいです。

苦悩と言っても人それぞれ、犯罪、お金、暴力、アルコール、病気、精神疾患、いろんな問題が家族・親子間にはありますよね。

ない人は観なくていいです、必要ないんで。

多少なりともある人は是非映画館へ。


下記にオフィシャルサイト貼っておきます。いろんな著名人がコメントを寄せていますが、あまり参考にしなくていいと思います。僕は言葉にはできないけれど、どのコメントとも全く違う印象だったし、父親役のショーン・ペンの行動、わからなくもない。一般的ないいお父さんじゃなくてもいいし、正しく生きなくても、矛盾だらけでもいいじゃない。

全部が嘘じゃなくて本気だったんだよ、きっと。それだけは嘘じゃなく本物。

どんなニンゲンの中にだって愛はあるし、惜しみなくこの世に放出できるかどうか。

大切なのはそれだけだよ、きっと。



音楽好きの方は、サントラも是非ゲットして聴いてみてください。素晴らしいよ。

何十年振りかに映画館に行って、パンフも買った(笑) 



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