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- pan-farm
- 2018年7月24日
- 読了時間: 4分

だいぶ、お天気が回復してきて、それなりに「函館の夏」な感じ。
週末の「はこだて工芸舎」さんでの出張販売、両日とも早々に完売してしまい、午後から足を運んでくれたお客さんにはホント申し訳なかったっす。
例年よりは遅いですが、ようやく野菜の種類も増えつつあります。
現在、直売所では「ブルーベリー」などのベリー類、「ズッキーニ」、「セロリ」、「ダイコン」、「ニンニク」、「グリーンピース」、「ヤングコーン」などなど販売中です。
間もなく、「キュウリ」「インゲン」「ササギ」なども。
お時間のある方は是非どーぞ。
では、本日のお休み前の1曲。
カーラジオから流れてくる音楽は時に残酷っす。無防備且つ無軌道で、得体の知れない衝動と焦燥感のあの時(14歳の夏休み)に一瞬で脳内フラッシュバック。あの時、あの時代の「空気」「匂い」「感触」「映像」エトセトラ。この曲は当時の深夜放送のラジオで知って、朝まで寝れなかった記憶。まあ、曲もオイラも甚だ出来の悪い「B級青春映画」の主人公ってとこかな。それでも「人として」の基本的な態度は、すべてこの曲が収録されたアルバムから学んだような気がする、つーか全部詰まっている。14歳のあの頃と、51歳の今と、いったい何が変わって何が変わっていないのだろう?ちなみ14歳の少年は、辞書を片手に必死に訳してはみたものの、ただ単語の羅列にしかならず、何を言っているのかさっぱり理解できませんでしたが、実際にレコードを手にして訳詞を読んで、さらに意味不明に陥って、それでも何故か「これは俺だ、カッコイイ」と思っていた。人生とは甚だ勘違いの連続で成り立っている。
Bruce Springsteen Jungle land
昨夜遅く陸軍レンジャーがハーレムに帰ってきた マジック・ラットはイカしたマシンに乗ってニュージャージーの州境を越えた ダッジのボンネットに座る裸足の娘 夏のしとしと雨の中、生ぬるいビールを飲んでる 車で町に入ったラットはズボンの裾を捲り上げる 二人はロマンスしてみる気になり、一緒にフラミンゴ通りに姿を消す 法執行の頂点にある奴がフラミンゴ通りを駆け抜けてラットと裸足の娘を追いかける ここいらの輩はまるで影みたいにいつも物静かなようだ 教会から監獄までも手をつないでる 今夜、世界は静まりかえっている 俺達がジャングルランドに身を置く中で・・・ 深夜族が集まって、今夜のたまり場を選んだ この平凡な街を照らしてる巨大なエクソンのネオンサインの下に集合だ 高速道路の料金所でオペラ 路地裏では徹底的にバレエ 地元のおまわりやパトカーがこの聖なる夜をむしり取るまで 秘密の負債が支払われると、通りは活気に満ちる 接触がなされ、姿を見られることなく彼等は消え去る 若僧たちはギターをみせびらかす まるでレコード・マシンのために遮二無二になってるスイッチ・ブレードみたいに 満たされない者、追われてる者はロックンロール・バンドに早変わりして お互い対決するんだ、ジャングルランドの通りで・・・ 駐車場では夢想家たちが最新の流行ものを身にまとってる 裏通りでは、DJがかけるレコードで女の子たちが踊ってる 孤独な心の恋人達は薄暗い隅っこで苦戦する 夜が更けるにつれて絶望的になり ほんの一瞥と一言のささやきでどこかえ消えてしまう 街の下ではふたつの鼓動が脈打っている 熱情のエンジンが、鍵のかかった寝室で甘く夜を駈ける 山の手のトンネルでのやわらかな拒絶のささやき、そして降伏 ラット自らの夢が彼を撃ち殺す 夜銃声が玄関にこだまする 救急車が発車するときも見ている者は誰もいない 娘が寝室の灯りを消してからは 外では本当の死のワルツの中で通りは燃えている 肉体と幻想の狭間で そしてここいらの詩人は何も書きやしない ただ後ろに下がってなるようにまかせるだけだ そして夜が突き進む中、彼らは絶頂を求める 本物の抵抗をしようとして、結局傷ついて死んでさえいない 今夜、ジャングルランドで・・・