「街のお巡りさん」と50年前の「狂気」と「おせっかい」
普段、フツーに生活していて警察のお世話になるってあんまりないですよね。
せいぜいスピード違反とか、スマホいじってたとか、財布落としたとかですかね。
何故かわたくし、たびたび所謂「職質」されます(笑)なんでだろうねー?
あんまり、というか、ほぼほぼ相性良くないんですよ、警察とは。
今では飲みの席とかで抱腹絶倒のネタにしているけど、過去には無駄な正義感を貫いたら、何故かわたくしが現行犯で逮捕されるということもあり、2泊ほど鉄格子のお部屋にお泊りしたこともありました(笑)ここじゃ書けないけど、その一部始終と事の顛末はなかなかネタとしてはオモロイですよ(笑)
今のコンプライアンス一辺倒じゃ考えられないけど、留置所の看守さんも取り調べの刑事さんも、僕の無駄な正義感にメチャ共感・同情してくれてね。
刑事さんの一人は「探偵物語」に出てくる「工藤ちゃ~ん」の「服部刑事」そのまんまで、もう一人の若い刑事さんはDrマーチンのブーツにリーバイスのヴィンテージのGジャン&Gパンにグラサンで、どう見てもチンピラでしょアナタみたいな(笑)
服部刑事には、「オレ任侠映画好きなんだけど、キミのその正義感とかさ、キミも好きでしょ?」とか言われたりして、相性は良かったよ。
任侠映画は見ないけど(笑)
どころで、ドラマとか映画に出てくるような「離島」とか「集落」の駐在所にいるような住民と同化している「この人、とってもいい人なお巡りさん」って近くにいますか?
僕の住む地域のお巡りさんはね、まさしくそれ。
まず、笑顔に全く嘘がない、ありがちな「ザ・コンプライアンス」な顔をしていない。上から目線が一つもない。
しょっちゅうパトカーで直売所まで来るんですよ。くだらない世間話なんかして地域の情報収集とかして帰ります。ママとも大の仲良し。
で、休みの日にはshottの革ジャンにドデカいハーレーを乗り付けて野菜を買いに来ます。
今日も汗だくで薪の運搬をしていたら、やってきました。どこからどう見てもロック好きな僕より少し下のお巡りさん。手を休めて色々おしゃべりしていたら、やっぱりロック好きで盛り上がったよ。
ピンク・フロイドが好きって言ったから、アルバム「狂気」発売50周年だよねーなんて話で盛り上がってさ。もう、友達みたいな感じ、てか友達。
まぁ、治安の悪い都市部のお巡りさんはそうもいかないんだろうけど、発するヴァイブスで、人ってほんわか、ほっこり、平和な気持ちになるもんだよね。
ガチガチのコンプライアンスな職種の人ってさ、その人「個人」が全くと言っていいほど見えないじゃん。てか、もうコンプライアンスそのものがその人みたいになってるし。
ルールや縛りやコンプライアンスは、そりゃ仕事上あるでしょう。でも、一人のニンゲンとして接してくれるということはさ、オープンなマインドが根底にあるってことでしょ?どんな職種であれ、相手のことを詮索せずに、自ら主体的にオープンマインドで接することのできる人、オレは好きです。
さて、アルバム「狂気」が発売50周年とかで色々アナログとかリマスターとかリリースされているみたいですね。所謂、ロックの名盤中の名盤の一枚です。
今から50年前、わたくし6歳の時のアルバムです。初めて聴いたのは中学3年だと思うけど、血気盛んなティーンには全く意味不明、難解、暗い、かったるい、つまらんのオンパレード。大学生になった頃かなー、色んな音楽を深掘りしていくことで、その凄さを知ったのは。
これも何かの「啓示」かもしれないので、もう一枚のオレ的名盤「おせっかい」と共に久しぶりに聴いてみることにします。
間違っても彼女・彼氏とかとイチャイチャしながら聴くものではないし、ドライブとか、シャレオツなカフェとかで聴くようなものではありません。
たった一人、寝る前にすべての雑音をシャットアウトして、ひたすら自分と自分の鼓動と向き合うだけの音楽です。
良かった是非聴いて気に入ったらゲットしてね。一家に一枚あってもいいと思うし、末代までの家宝だと思うよ。
音が聞こえてくるのは30秒くらいからです。そういうアルバムなんです。
あっ、お巡りさんはママから半ば強制的に「ヴァン・モリソンを聴け」と言われて革ジャンで「敬礼」して帰って行ったので、今晩はヴァン・モリソン聴いているものと思われます(笑)
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