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今年も新潟に住む大学時代の同輩から、高級フルーツ「ル・レクチェ」が送られてきた。

意外と知られていないけど、新潟って米とかお酒とかスキーとか温泉だけじゃなく、フルーツ王国なんだよね。


温暖化による病害虫の影響で収穫量は3割くらいなんだって。3割って、、、それってやっていけるかどうかギリの線じゃないのかなー。

ちなみにヤツは米を中心にやっているけど、こちらも収量ダウンらしい。米価は上がっているけど、購買には結びつかないんだと。

やれやれ😥


自分に置き換えてみても、ここ数年は天候によるものと思われる諸々の症状が頻発して思うように収穫量があがらない作物が目立つようになった。来年の作付けの事をぼんやり考えているけど、円安やら物価高やら資材高騰やら気候変動やら高齢化やら、なかなかにして厳しいなーと。


物価ばかりが上がって収入が上がらないって話、良く聞きますよね。

ちなみにわたくしの場合。これは恥ずかしいことでも何でもなく事実として20代が一番収入が多く、30代、40代、50代となるにつけて見事に下降線の右肩下がり(笑うところです)。フツー、年齢と共に上がるよね(笑)

で、その一番収入が多かった20代最後の年に勤めていた会社を辞めて(一部にはバカだと言われ)、自分自身に落とし前をつけるためだけに雪山へ復帰したんだっけ。あれからかな~、肝が据わったのは。

誰かに何かに追いつめられてジタバタするより、自分の意思で追い込んだほうが後々の物事の選択や決断に大きく影響するんじゃないかと経験上思うけど。


「これからはキミのような野菜が時代の中心になる」みたいな評論家・コメンテーターみたいな人がこれまでも沢山いましたが、昔も今もそういう人は僕の野菜に限らず普段から有機野菜を購入している層ではない、ただ外から評論してコメントして終わりなので、僕の中ではどーでもいいのです。

ちなみに、料理人とかシェフと呼ばれる人達の中にも食材に拘っているという名目の元、「自分の料理を実現するためだけのコンテンツ」みたいな感覚で食材を扱う方がいますが、そういう方々とも接点は見い出せません。

すいません、相変わらずめんどくさい男で。ボク、八百屋さんでもないし便利屋じゃないので。

そんなこんなで右肩下がりは何処までも続くと思いますが、いいんです。


僕の中で大切なのは、日々仕事に勤しんだお金で、親の介護や子育てや自身も病気を患いながら、それでもわざわざ足を運んで購入してくれる人、通販を利用して毎年欠かさず注文してくれる人、そういう人達との野菜を通じたエネルギー交換だと思っているので。


小さな物語を紡いでいきながら、一つの大きな自分なりの物語を完結させたいんです。




 

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