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このご時世、世に溢れる「邪気」から自分を守るのって結構大変じゃないですか?
わたくし、結構大変です。「邪気払い」に要する時間とエネルギー、結構使います。
テレビとSNSは、ほんの一部を除いて僕にとっては「邪気」の分類に入るので、そもそも殆ど観なかったテレビは数年前に撤去。知らないだけで素晴らしい番組もあると思うけど、僕には無くてもよいし、無いほうが自分を保つためには良いと思う。
スマホはホント必要最低限で、ガラホでいいんじゃないかというレベルなので、SNSによる何処ぞの誰か知らん匿名によるゴシップ、悪口、告げ口、誹謗中傷などは知らなくて済む。勝手にそちらの世界でやってくれていればよい。
いずれにしても垂れ流しの情報(情報とすら言えないもの)にこちらかチャンネルを合わせることはない。
ただし、パソコンはないとさすがにどーにもならんですけど。
朝起きてから、ありとあらゆる手段を使って一日が「グッドヴァイブス」で溢れるように心掛けてます。
音楽もとても重要。家と車では、常に音楽が流れています。わたくし流「邪気払い」(笑)
一番多い聴き方は、その日その時の気分に合わせてCDをチョイス。これは「日々なる心と精神の処方箋」となります。一枚のアルバムにはそれなりのコンセプトがあるのでその日の心身の状態に合わせて自分で処方できます。副作用、なし。
次。10本くらいのUSBにランダムに取り込んだものを聴く。掃除やキッチンに立つ時などエンドレスで延々と鳴っているのでCDをチェンジしなくてよい。便利です。
次。アナログレコードで聴く。これは、ほぼ冬限定なんですが、薪ストーブと美味しいご飯。美味しいお酒、それに「ネコネコにゃんにゃん」とアナログレコード。下界(外界)と遮断することで至福の時間がもたらされます。外が猛吹雪なら、尚よい。
別枠で。
かつてCDショップにあった視聴器コーナーの現代版として「spotify」を利用してます。
ただし、これはアーティストには全く冗談みたいな金額しか還元されないということなので、有料会員にはならず無料サービスに徹してます。あくまで視聴用。
でも、「AI」はさすがに賢くて、一つのアーティストを選択するとわたくしの趣向を察知して次から次へと好みの曲やアーティストに繋いでくれるのです。おかげで知らないアーティストをたくさん知ることが出来て「これ」って思ったものはアマゾンやHMVでポチリます。
「spotify」AIくん、「んっ?これはもしや?」とビビっと来たのでパソコンの画面を見たらデヴィッド・ギルモアの新譜であった。にゃんと、全英チャート初登場で1位だそう。
これ、かなりビビっときたので、早速アマゾンでポチリました。
邦題は「邂逅」だそうです。なるほどね。でも、「邂逅」なんて言葉は普段日常ではなかなか使わないよね。
「死の必然性を受け入れつつ、人生には単なる幸運や奇跡的なことだけではない不思議な巡り合わせがある」ということが全体に流れるテーマで、邦題の『邂逅』はそこから導き出されたものだそうだ。ピッタリだと思うし、わたくし的にはタイムリー。
70年代、80年代中盤くらいのまでのレコードやCDにはよくあった、よくわからない「邦題」。
特にデヴィッド・ギルモアの「ピンク・フロイド」は、「狂気」「おせっかい」「神秘」「原子心母」「鬱」などなど、わたくし世代にはオリジナルタイトルよりも「邦題」として沁みついているもんね。日本の担当ディレクターさん、すごいよね。
で、この「邂逅」。死と隣り合わせの音楽なのである。暗い話ではなくて、今ある生とどう向かい合うかってこと。肉体労働でヘロヘロになったところに、「自己の内包する宇宙」を旅する音楽として極上なんである。ちなみにこのCD、メチャメチャ音が良い。
もちろんチャートが全てではないし、そんなもの音楽の質とは全く関係ないけど、ここ日本で、このような深淵なる音楽がチャートの1位になるなんてこと、、、まあないわな。
お休み前に是非どーぞ。
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