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この時期は連日、播種・育苗作業です。
「収穫とか、何ものにも替えられない喜びでしょ?」とかたまに言われますが、ん~今となってはジャガイモやサツマイモやゴボウや長芋や里芋なんかは「収穫」と言うより、殆ど「土木作業」みたいな感じで、正直「喜び」より「しんどい」のほうが相当上回ってるかな(笑)
喜びは、もっとそのあと、冬とかにストックしている野菜がいっぱいあって、それでキッチンに立って薪ストーブで調理している時とかかなぁー。
もちろん最初の頃はそんなことはなくて、慣れというか、感覚の麻痺ってあるよね。
毎日「東京タワー」の下に住んでいる人が「綺麗」とは思わないでしょ?しばし、そこを離れた時に感じるんじゃない?それと一緒。
なんか違うか?
なので、時々、自分の感覚を「まとも」に戻さないと正気でいられなくなります。
「種まき」という行為は、それを想い出せてくれます。
ここから作物ごとに違うありとあらゆるいくつもの工程を経て、収穫まで辿り着きます。
辿り着ければいいけど、昨年のような干ばつで豆類は全滅、野生動物にやられておしまい、みたいなこともあります。
そこから選別したり、洗ったり、カットしたり、袋詰めやら何やらの工程を経て皆さんの元へ旅立ちます。すべての工程を自分を通してやるので、だから「めんこい」のですよ。
受け取ってくれる人も、それをわかってくれる人が殆どなので、とてもいいリレーションが生まれます。非効率だとは思うけど、効率的であるってことは自分の手を通さないってことでもあるから、そっちには行かないかな。兼ね合いが難しいけどね。
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