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「三つ子の魂百まで」って、たぶん本当。
幼少期の、特に親からの影響は多大だと思われます。いいこともそうでないことも。
僕の場合は「教育」や「躾」みたいなものを受けた記憶は殆どありません。
ママさんに至っては「教育」も「躾」も全くした覚えはないと僕に断言しています(笑)
故に僕も「なので、こうなりました」とかしか言えず(笑)
僕の場合はかなり小さい時から、所謂「外の釜の飯を食え」と言う感じで、外の世界に放り込まれて、それは今となっていい経験だった思います。
その後も、沢山の人との出逢いや色んなカルチャーに影響を受けながら人格形成してきたんだと思います。
2年ほど前からママさんと暮らすようになって、これまで話さなかったこと、或いは聞くことのなかったことも沢山あって、特に女学生時代(モガ)からさらに遡っての幼少期の話もたくさん聞く機会があります。
農家の5人姉弟の次女。そこから女学生になるくらいまでの人との出逢いや体験は今のママさん(81歳)に決定的に影響を与えていることが分かってきて(本人は天然なので全く無自覚、笑)、本当に幼少期から多感な時期に至る経験って多大だなぁーと。
家のすぐ近くに、全国的にも観光名所として知られる「トラピスチヌ修道院」(男子禁制)があります。明治31年にフランスから来た8名の修道女によって設立されたそうです。
何とママさん、ここで「洗礼」を受けた叔母(僕から見ると、僕のお婆ちゃんの妹)に手を引かれ、この「トラピスチヌ修道院」に小学校に上がる前から頻繁に通っていたそうです。
理由は「とにかくよく泣くから」という理由で、母親(僕のおばあちゃん)が畑仕事で忙しいこともあり、叔母が面倒を見ることになったそうです。
この叔母という人が何故「トラピスチヌ修道院」で「洗礼」を受けるまでになったのかは不明ですが、色々と病も抱えていたようで過酷な人生だったようです。
小学校卒業後、本人は「なぜそこに行くことになったのかは全然わからない」という、東北以北で最も古い(明治6年)中高一貫のミッション系女子校に行くことになったそうだ。
校名の由来は「愛を遺す(のこす)人」に由来するそう。
今でも特定の信仰がある訳でも「洗礼」を受けている訳でもないのだが、ずっと西洋の信仰やカルチャーに触れてきたことが「人格」を形成していることは、本当に興味深い。
その子供である僕も、当然その強い影響下にある訳で、戸籍上のルーツとは別のルーツを辿っている感じ。
この戸籍上のルーツとは別のルーツ。誰にでもあると思うので色々紐解いていくと自分とか親子関係とか、またその下の親子関係とか色々浮かび上がると思うよ。
本当の自分を知ることでもある。
いいことばかりが映し出されるわけじゃないけど、それはそれ。善きヴァイブスとスピリットはバトンを手渡せばいいし、そうでないものは自分の代で断ち切る。
色々知りたくなって、2冊の本を買ってみました。どちらも素晴らしい内容で驚愕です。
なるほど、今の僕の暮らしにまで見事に繋がっています。人生は面白い。
そういえば何気なく使っていたけど、僕はずっーと今でも「トラピストバター」(こちらは隣町の北斗市にある男性の修道院で作っているのかな?)が好きで毎日パンに塗って食べてます。クッキーも美味しいし、どちらもメチャシンプルなんだよね。
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