days
キッチンに立ち、冷凍していたトマトやトウモロコシを処理しながら「FLAG DAY」のサントラ盤をリピートする一日。
映画の余韻が心の真ん中、じゃなくて細胞の隅々まで行き渡っていく感じ。
それがどういうものなのか、なかなか上手く言葉にできないけど。
夢や希望を持つこと、他人や社会から必要とされ、愛され、一人の人間として認められること。
例えばそんな当たり前のようなことが、出自やあらゆる事情で阻害されたり、振り回されたり、こぼれ落ちたりして、生きている意味を自分でも見出せず、自分も他人をも認めにくい人たち。
僕が心からリスペクトしている人にはある共通点があって、そのような人を前にした時に、その人の中にある思い、例えば不安・寂しさ・戸惑い・恐れ・怒り・悲しみ・絶望・迷い・苦しみ・痛み・孤独・虚無など。
それらの感情をその人の表情、態度、瞳の奥から瞬時に尚且つ丁寧に感じ取る感性、そしてニンゲンへの深い眼差しというものが根底あるような気がする。
決してジャッジしたりはしない。可能な限り、丸ごと受け止めるだけ。
例えばブルース・スプリングスティーンだったらこんな風に言うんじゃないかと勝手に想像してみる。
「僕だって同じさ。生の意義とは何なのかを一生かかって探求してる途中さ。これだって思う瞬間があればそれを実現しようと努めていくのが俺たちの生きる意味で、それは人生のほんのごく一部に過ぎないが、でもそれこそができることの全てなのさ」と。
ニンゲンの価値を見つめ、ニンゲンに関わることの意味と自分以外の他者を理解・共感しようとする姿勢や態度が問われているのかなぁと。
そこにはセレブも貧乏人も有名も無名も、何もない。
それなりの年月を生きてきて、この先どこまで行けるかは不明だけれど、どうありたいか?それだけはより鮮明になって来ている気がするなぁと。
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